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神秘の遺跡

アイルランドの豊かな古代の歴史と、その歴史を鮮やかに映し出す無数の神話と伝説は、ピラミッドがエジプト王の頭の中にも存在していなかった5000年以上前に造られた遺跡の中に宿っています。

ミース県にあるニューグレンジは、紀元前3200年頃(新石器時代)に建造された先史時代の巨大古墳です。直径約76m(250ft)、高さ12m(39ft)の巨大古墳であるこの遺跡は、狭い通路を通って、中央にある神聖な部屋とより小さい3つの部屋に入ることができます。これらの部屋では、遺骨や遺物などが発見されています。遺跡の大部分には、古代アイルランド人が彫った美しい渦巻文様や幾何学模様が施されています。

さらに感嘆するのが、古代アイルランド人は、冬至の日、朝日の光の動きがこの遺跡に一致するように建てているのです。毎年12月21日の夜明け、朝日の光が、このために設置されている穴を通り、ほんの一瞬中央の部屋を照らすのです。ニューグレンジは、この古墳を造った人びとにとって、自然そしてスピリチュアルな世界と自分たちを結んでくれる場所として、宗教的に非常に重要な意味を持っていたと考えられています。

遺跡の大部分には、古代アイルランド人が彫った美しい渦巻文様や幾何学模様が施されています。

この古墳は今ではアイルランドを代表する遺跡となっていますが、発見されたのは1699年、それまで数千年にわたってその存在は全く知られることがなかったのです。発見されたきっかけは、地元の地主が自分の農場にあるその小高い場所を掘るように指示したことでした。入口が発見されると、瞬く間に、その精緻で画期的な構造に世界は魅了されました。当時は多くの人が、そのような古墳を古代アイルランド人が建造したとは考えず、侵略してきたヴァイキングが造った、さらには古代エジプト人が建てたという人もいました。

現在、ニューグレンジでは、人工的な光を使って冬至の朝日を再現する様子を見学できる歴史ツアーを毎日開催しています。冬至の日のニューグレンジ見学ツアーに参加できるのは、応募者の中から選ばれた50名のみとなるので、実際に冬至の日にその光景を堪能したい方は事前の応募が必要となります。

抽選に選ばれるという運を引き寄せた人たちだけが参加し、古代アイルランド人が神聖なものであると考えていたその様子を共有できる幸運を呼ぶツアーです。

出典:Ireland's Ancient East(アイルランドいにしえの東部)、 Failte Ireland(フォルチェ・アイルランド)、 Tourism Ireland(アイルランド政府観光庁)